2018年、ところでやはりなんといっても3年生最後の夏の大会が最大の目標となる。

ダンススタジアム夏の大会。

そこへ向けて、HSDCの関西予選が終了してから本格的に取り組むことになる。どのようなメンバーでどの大会のどの部門に出場するのか、というところから始めなければ始まらん。

ひとつひとつ毎年毎年、いちから考えるのも必要ではあるが、ここはひとつ、部活としての何か一定の方針があった方が前に進みやすい。

前に進めていかねばならんので、顧問としての見解をしっかりと生徒たちに伝えるようにしている。生徒たちが知らぬ間に大きく舵を切ってしまう前に、顧問の意向を伝えることは大切であったりする。

今年2018年、ダンススタジアムの夏の大会、ビッグクラスに3年生16人と2年生14人の計30人で大会に臨む。

そこには特に異論はなかった。それが今の一条ダンス部の最良の方法であろうと。

代表選手の選抜は行うが、基本は部員全員で出場するという形態をここ数年採っている。3年生2年生のダンス部員全員で全国大会に出場し、全国制覇を狙う。そこには揺るぎがない。

ただ目標は高くかざしても、作品がなければその目標にまったく現実味が持てない。目標を高くすればするほど、作品への取り組みの足取りが鈍くなる。形なきところからいったい全体どうやって形にしていけばよいのやろ。

毎年作品を作り上げるのは至難の業であるが、今年はいつもに増して作品が進捗しなかった。テーマが決まらず、曲が決まらず、作品が出来ない。とうとう春休みの合宿ではまったく手つかずの状態。合宿で5割から6割くらい仕上げる予定が、なんと作品の進捗はゼロパーセントであった。

ゼロパーセントのままハチ高原合宿から帰って来た。帰ってきたらもう4月。HSDCの全国決勝大会ももうすぐそこまで迫っている。

高校生活最後の夏の大会、勝負できる作品は果たしてできるのか。

ダンスクラブチャンピオンシップという大会にエントリーすべきかでも、大いに迷った。顧問の考えとうらはらにひらひらと考えは裏返ったりねじ曲がったり、こじれた。

目標とする夏の大会を最後に勝ち抜くために最善の方法を考えに考え、DCCという大会にエントリーすることを決める。そして映像撮影の日取りを決めてそこへ向け進み始める。

6月、引退ライブとの並行練習の中、なんとか完成。出来は2割から3割くらいか。それでもDCCの映像審査を通過できないということは想像しづらかった。

映像審査は通過できるだろうと。7月その結果発表、全国への進出校に一条の名前はなかった。

4年連続かな、当たり前のように全国行きを決めていた大会であっただけにショックが大きかったかというとそうでもない。自分たちの現状を知るよい機会となった。

やはりこんなままでは勝負にならんねんな、ということを思い知った。そやんな。

7月。2年生と1年生で構成されるチームでこの作品を完成させ、チームダンス選手権の関西予選に参戦するもここでも敗退。ここ数年全国大会に進出してきたこの2つの大会でいずれも全国への道は途切れた。

残るは一本。ダンススタジアムの関西予選を突破するしかない。そこしか考えられない。心配や不安というよりも、何としててでも横浜行きを決める必要があった。

このまま終わるわけにはいかんと。夏を終わらせてなるものかと。